チェンバロとの出会い

皆様、年が明けて1週間経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか?
私は、2月に出演する演奏会の準備等で、うれしい悲鳴をあげているところです(笑)

さて、今回は私のチェンバロとの出会いについて書きたいと思います!
私自身、ほかのチェンバロ奏者の皆様がどのようにチェンバロと出会ったのか気になるところですが、まずは自分からということで、書いていきます!

チェンバロが弾ける!

チェンバロって、そもそも出会うことが稀有な楽器の1つですが、私は学生時代にたまたま入ったメサイアサークルで、チェンバロに出会うことになりました。メサイアサークルは、ヘンデル作曲のメサイアという曲を12月ごろの本番を目標に、1年かけて勉強していくというサークルでした。当初は合唱のバスパートで入団したのですが、通奏低音(チェンバロ)パートに募集があったので、大学2年生の時にバスパート兼チェンバロパートという形でチェンバロを弾く機会に恵まれました。そこで、3年間、通奏低音を担当したのが私のチェンバロとの出会いです。

私が卒業後、メサイアサークルは益々発信に力を入れており、元気に活動している様子を見れてとてもうれしい限りです。
ツイートを漁ると、私がソリストとして一瞬歌っている動画が見れるかもしれないですよ(恥ずかしい)

通奏低音の沼にハマる

通奏低音の楽譜は、バスパートの楽譜(1つの声で演奏できる、メロディライン)に、数字がチョロチョロと書いてあるだけのものです。私が作曲して公開している動画に映っている楽譜の、いちばん下の段の音符の下に数字が書いてあるかと思います。それです!

演奏者は、この数字や、ほかのパートの音をヒントに、和音を足して演奏する必要があります。それが通奏低音パートの仕事です。
チェンバロは音の強弱が付けにくい楽器ですが、オーケストラで1人しかいないということもあり、大変自由の利く演奏ができます。いかに優美に、いかに聴き心地の良い、いかにチェンバロの良さが伝わる演奏ができるか。それを考えるのが楽しくて仕方がありませんでした。

チェンバロとの再会

大学を卒業し、社会人になってもチェンバロを続けたいという気持ちはずっとありました。しかし、チェンバロが稀有な楽器であると同様に、チェンバロを教えてくれる人がどこにでも居るわけではありません。私は運よく転勤族で、日本中を転々と引越していました。名古屋に転勤するタイミングがあり、そこでたまたま近所にチェンバロ教室を開いている先生がいらっしゃいました。そこの門を叩いたのがチェンバロとの再会でした。
今ではその先生から様々なご縁を頂き、チェンバロの演奏活動をしています。

さいごに

ここまで、私のチェンバロとの出会いについて書いてきました。私はずっとピアノを続けており、そこから広げて音楽をもっと幅広く勉強するために教育学部音楽専攻を志しました。当初の目的は十分に達成できましたが、その中でもチェンバロとの出会いは人生を変えてしまうほどの力がありました。言葉では全くうまく説明できないほど、チェンバロの音色が好きなので、今後もチェンバロの素晴らしさを伝えらるよう、演奏活動等を続けていきます!

学生時代に、群馬大学メサイア管弦楽団・合唱団でチェンバロに出会ったことをきっかけにチェンバロを始めました。現在は地域を超えて様々な人にチェンバロの魅力を届けられるよう研鑽に励んでいます。

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